広島県マシンローイング大会

 12月9日(土)に、公益社団法人日本ボート協会主催のもと、広島工業大学艇庫で「広島県マシンローイング大会(高校生は距離2,000m)」が開かれました。冬季になると、各県各地区で開かれる大会です。広島県はこの日に開催でした。

 マシンローイングとは、陸上で乗艇時の模擬的な動きを体感できる運動で、通例、「エルゴメーター」とも言われているトレーニング器具を使った競技です。冬季やコンディションが悪い時などは、この器具を使って乗艇のメニューをこなします。

 広島県内の、下は小学生から、上は50才台まで幅広くの参加がありました。本校生徒は、一番参加者の多い高校の部(16-18歳)の出場です。

 

 開会式の様子。寒い朝でした。

 

 前面のモニターを見ながら、実際のレース形式での競技です。相手の位置を見ながらレースできます。

 

 アップの様子。レーンが決まっているので、自分の時間が来るまで十分にアップします。

 

 各レースごとにresultが出ます。自分の順位もわかります。

 本校からは5名の参加があり、阿部君(1年)、國重君(1年)、藤本君(1年)の3名が自己ベストを更新しました。本番で自己ベストを更新できたことは、本当に素晴らしいことです。

 結果は、守田君(2年)が自己ベストを更新できなかったものの高校生でただ一人7分を切り1位、昨年度からの記録の伸びも2番目でした(20秒短縮)。1年生ながら阿部君も3位に食い込む大健闘でした。 

 閉会式でも話がありましたが、ボート競技は冬季にパワーアップしてシーズンを迎えることが通例になっています。その冬季のつらい練習は始まったばかり。この時期にどれだけパワーアップできるか、どれだけ自分の目標数値に近づけるかが、シーズンでのパフォーマンスに繋がっていくということを常に頭において、日々絶え間ない質の高い練習を重ねてほしいものです。

 守田君は、来年3月の「全国高等学校選抜ボート大会」の出場が決まっています。今のままでは本人も満足していないでしょうし、1年生の良い見本となるように、さらなる高みを目指してほしいものです。(川島)