【未来デザイン部】工大へ行ってきました①

未来デザイン部は、11月の学校祭での展示に向けての取り組みも始めましたが、この夏休みは、広島工業大学で「モノづくり」の体験も行っています。講師は「電子情報工学科」の先生です。

 

部員との待ち合わせ場所は守衛所付近。時間まで待っていると、工大高の卒業生と何人も会うことができ、私自身も元気をもらいました。

 

さて、今回は7/31に行った内容について紹介します。

紙コップ・プラスチックコップ・磁石などを使ってスピーカーを作りました。

 

まずは説明から。

 

 

パワーポイントを使って、なぜ音声が伝わるのかから始まり、ローレンツ力も学んできました。

 

いよいよスピーカーを作り始めます。

 

 

ボビンに導線を巻いていきます。200回を目安に巻きますが、今回は巻き数を変えて音の違いなどを比べてみました。

巻いているうちに、何回巻いたのかがわからなくなってしまった人も・・・。

 

 

導線は全部巻くのではなく、10cmくらい残し、そこから電気を流します。

上の写真は、完成したコイルを紙コップにつけているところです。

そして、下の写真のようにカットしたプラスチックコップに磁石をつけ、紙コップにかぶせます。

 

 

 

 

完成したら、実際に電流を流して音が出るかを確認。導線の巻き数でどう音量が変わるかも確認できました。

 

 

学校で実験を行う機会はなかなかありません。

周波数を変えたり、電圧を変えたり、磁力を強めたりしながら音の大小を比べます。大学の先生が質問されながら実習は続きました。質問の内容に的確に答える部員も。「さすが!」と私は思いましたが、本人曰く、「中学校までで習っているよ」と。

座学で習ったことが、こういった実験や実習でつながっていくことは素晴らしいことです。

 

 

ちなみに、ローレンツ力(F)というのは、電荷を持つ粒子(荷電粒子)が磁場中を運動するときに磁場から受ける力のことです。

このローレンツ力の力の向きを調べるには、「フレミングの左手の法則」と同じように、左手を使いますよ。

詳しくは、インターネットなどで調べてみよう!面白いよ!

 

 

さて、工大高の皆さん! 未来デザイン部では新入部員をまだまだ募集中です。学年、男女は問いませんので、興味のある人は「進路指導室 田中」まで

 

(田中)