明けましておめでとうございます  校長:山口健治

明けましておめでとうございます

令和2年は「コロナに始まり、コロナに終わる」

そんな年でした。

「三密」「37.5℃」「PCR」「クラスター」など、過去に馴染みのなかった言葉に翻弄され、

私たちの教育活動の多くは「自粛、延期、中止、辞退」の判断を余儀なくされました。

窮屈で暗い話題が続いたコロナ禍ですが、

工大高校の生徒は、いつも元気いっぱいです。(元気過ぎて心配なくらいに・・・)

ただ、そんな逆境においても朗らかで元気いっぱいの本校生徒が私は大好きです。

朝、「おはようございます」という元気な挨拶や、友達との笑い声が聞こえると、

「おおっ、今日も工大高校は元気だ!」と思いホッとします。

さて、今年からは、生徒と教職員の行動指針「朗らかに・誠実に・しなやかに」を進化させて、

新たに本校の「学校教育目標」を、

21世紀のど真ん中を「朗らかに・誠実に・しなやかに」生きる力を育む

としました。

私たち教職員は、この教育目標の具現化を目指すべく、教育活動に邁進するのですが、

21世紀のど真ん中って、皆さんはどんな社会になると思いますか?

2045年に人工知能が人間の脳を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)が来るという人がいます。

しかし、絶対に来ないという人もいます。

でも、もし来たらどんな世の中になるのでしょうか?

21世紀のど真ん中、皆さんは40代、いわば社会の中心選手になっています。

今では想像もつかない社会になっていたとしても、機械ではまねのできないより人間らしい

しなやかな発想力と粘り強さで時代のど真ん中を生きていたいものです。

40代の自分から「ありがとう!高校時代の私」と思ってもらえるよう、

今を頑張っておきましょう。それが未来の自分への誠実さです。

8日は始業式です。

元気で朗らかに挨拶を交わしましょう。