鬼を払って春が立つ、力は竈(かまど)が連れてくる

ちまたでは鬼👹 が空前のヒット中ですが、

ここALC図書館でも、鬼👹 のマンガが大ブーム


全23巻プラス劇場特典『0巻』まで揃っています📚 

~ただし読書は館内に限定しています~




ところで、鬼が出てくる物語でなじみ深いものといえば、やはり『ももたろう』ですね

犬と猿と雉を家来として従えた桃太郎が、鬼ヶ島へ鬼退治に行くお話です



「きび団子を食べただけで、どうして忠実な家来になっちゃうの?」と思いませんか

日本の昔話、民間信仰の研究者である古川のり子さんの著作

『昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学』角川ソフィア文庫 によると、

なぜなら、きび団子が「この世の竈の飯」だから!

詳しくはこの本に譲りますが、お婆さんがつくった「人間の味方にさせる力をもつ」きび団子は、この世の竈でつくられたから、だそう

大人気マンガでお馴染みの竈(かまど)という字、ここでも発見!

ちなみに竈という難しい漢字は、漢字検定準1級です

あっ、話が逸れてしまいましたね・・・


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鬼を想起させる日本文学作品といえば、坂口安吾の『桜の森の満開の下』

『桜の森の満開の下』坂口安吾+しきみ 立東舎

(出版社から許可をいただき書影を掲載しています)

鈴鹿峠に住む山賊は、都から美しい女房をさらってきた

残酷で無慈悲な女に翻弄される男、首遊び、ひそひそと散り続ける桜の花びら

近現代日本文学を代表する安吾の世界観を感じさせる1冊です


ほかにも、鬼👹 にまつわる伝承文学や、鬼が登場するエンタメ小説を、館内テーマ展示で紹介しています

立春は春の始まり

奇想天外なストーリーをALC図書館で味わってくださいね 📚(湯田)