【3学年】健康教育講演会

10月4日(月)3・4時間目。3年生は健康教育講演会を行いました。
テーマは『性の多様性の理解に向けて』
広島修道大学人文学部教授の河口和也先生からお話をお伺いしました。


河口先生はゲイの当事者として、ご自身の幼少期からのライフヒストリーを話されました。
孤立や孤独を経験され、セクシュアリティを自覚されてからは「他者を肯定するために自分自身を肯定することが大切」と感じて受け入れて生きてこられました。


最後にこのようなメッセージを生徒達にいただきました。
「性の多様性とは、生き方の多様性の問題です」 「人々が多様な生き方が見えるようになるためには、まずは知ること、学ぶこと、そして学びなおすことが必要になります。」




【3年生の感想をご紹介します】

●世界には色々なマイノリティがありますが、一人ひとりの人間として全ての人間が生きているので、一人ひとりの権利は必ず保護され、価値観を認め合うべきだと考えさせられた。他人とは比較せず、一人ひとりの考え方を広く受け入れる必要があると思った。この講演会をきっかけにもっと社交的な人になりたいと強く思った。

●自分の性のあり方について見つめ直してみようと思います。「知識や思考は、縛ることも自由になることもできる」という言葉がとても心に残りました。たくさんの新しい知識を身につけることができたので、より自由な生き方ができたらいいなと思います。「普通・多数派・少数派」という捉え方がなくなり、誰もが自信を持って生きられる社会になればいいと思いました。

●自分がもし同性愛者だった場合、他人にそのことを言い出せるかがとても不安と感じることだと思います。先生のご家族のように、一人でも多くの理解者がいることが大切だと思いました。そして、自分はその一人の理解者でいたいと思いました。




最後に…
セクシュアルマイノリティの問題に出会うと、自分自身の力不足、知識不足を感じます。
私自身も『生き方の選択』に寄り添っていけるよう、学びを重ねていきたいです。

(保健室 堀江)