酒都西条にて藍染体験
ＪＲ西条駅に降り立つと、そこかしこに煉瓦造りの煙突が立ち並び、いつも見ている町とはちょっと違う雰囲気を感じました。訪問したのは酒蔵通りの東端に位置する「賀茂泉」さん。広島県を代表する酒蔵の1つです。酒蔵見学をして酒つくりの歴史と技術のことを学びました。
次に、「賀茂泉」の施設の1つである「藍染館」で藍染め体験をしました。
藍染の基本を学び、これからの染の手順の説明を受けました。藍染とはまさにバイオの世界であり酒造りと共通するものがあることを実感しました。バイオ技術をつきつめて伝統産業の酒造りが成立し、同じバイオ技術をつきつめて伝統工芸の藍染が成立することがわかりました。
藍の液の中に布を浸しては取り出して酸素に触れさせて発色させ、さらに布を液に浸して発色の濃度をだんだん高めてゆきます。
この状態では布は黄土色が濃くなった黒色なのですが、水で洗って余分な液を洗い流すと綺麗な藍色が現れてきます。その瞬間、みんなから「わー、すげー。」「きれい！」という歓声が沸き起こりました。
最後に、染め上ったハンカチを持っての記念撮影。みんないろんな模様のハンカチで自慢の作品です。同じ模様のハンカチは他にはありません。
