「高校生のための文化講演会」

先日、6月15日 公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会主催「高校生のための文化講演会」が本校ALCにて行われました!

「事件取材の裏側~河井夫妻大規模買収事件を追いかけて~」という演題で講演されました。

講師は中国新聞社「決別金権政治」取材班 荒木紀貴先生です。

新型コロナウイルス感染症防止の観点から、対面では行わず、事前に収録されたDVDの視聴となりました!

マスコミ業界の裏話や、地方紙ならではの戦略など普段聞くことのできない貴重なお話を聞くことができました。

事件について、概要から法律との整合性や「なぜ」バラマキとされた買収が行われていたのかといったディープな話までしていただきました。生徒も食い入るように聞いており、メモを真剣にとる姿が印象的でした!

現代社会の政治や制度の仕組みなど日頃の授業で学習している分野でもあり、実際に事件になるとどのような扱い方がなされるのかといった応用的な学習にもつながったのではないかと思います。中でも「無関心ではいられても、無関係ではいられない」という言葉が印象的でした!無関係ではないからこそ、自分事として考えることが大切です。

また、投票率の低さという問題から、若い世代の政治参加を呼び掛ける場面もありました。生徒一人ひとりが政治参加に向けて、今後どのような行動と意識を持っていくのかしっかりと考えることができていました!

後半の質問コーナーでは、議員によってなぜ金額の差があったのかといったものや、金権政治とはどんな政治かといったものもあり、具体的にこたえていただきました。
また、マスコミとして困った人を助けるといったことだけでなく、地域社会の一員として、議論の材料を提供し、スポーツや文化など地域に根差し、地域が明るくなる話題を提供したいと話されていました!


政治・経済学だけでなく、法学・社会学といった分野にも応用が利く内容です!

興味のある学生は、さらに学習を深め、進路学習に活かしてほしいと思います。

さらに、この度集英社様より、この講演会の企画に際して集英社文庫100冊を寄贈していただきました!ありがとうございます!ALCを中心に、学校図書として大切に活用させていただきます。

この講演会を機に現代社会に興味を持ち、様々な分野の学問の学びを深めていきましょう!

また、様々な本に触れ、知識の引き出しを増やしていきましょう!(北野)