マリー・キュリー高校交流4日目です。
本日は、1,2時間目はホストファミリーと一緒に授業に
参加しました。「古典が難しかった!」と言っていました。
日本人でも難しい古文ですから、ベトナム人にとっては
本当に大変だったでしょう。でもそれも一つの体験です。
本当は本日、伝統的ダンスを披露する予定だったのですが、天候不順のため
最終日(木曜日)に延期としました。それでも本日の3時間目は、
ダンス練習に取り組みました。
本番が楽しみです。木曜日天候に恵まれることを祈るばかりです。
4時間目は、引率のSang先生(マリー・キュリー高校英語教師)による英語の授業です。
当然、指示も説明も全て英語です。ベトナムの公用語はベトナム語ですが、Sang先生の授業は
英語ネイティブかとも思うほどでした。
生徒は指示や質問を聞き取るのも大変な様子でしたが、逃げることもできません。外国に行ったらそんな気分を味わえますが、
そうした中で語学力は上達していくのでしょう。
ベトナムの生徒に英語で質問。きちんとできたでしょうか。
生徒は楽しそうに授業を受けていました。
私(嶋﨑)個人的には、
我々教員も、これくらい生徒が前向きに取り組む授業をしなければならないと
忸怩たる思いがした次第です。
放課後は、交流会です
何人かのホストブラザー/シスターや他の日本の生徒も含め、お茶を飲みながらゲーム。
これまでにないほどの盛り上がりを見せました。
どういうゲームなのか、私自身は正直よく分かりませんでしたが、数字を言う場面では
日本人がベトナム語を教わってチャレンジしたり、ベトナム人が日本語で数字を言ったり、
日本語、ベトナム語、英語の三ヶ国語が響き渡る空間となりました。
その後は、日本文化部に行って茶道を体験します。
静寂な空間に、先ほどまでのゲームのにぎやかな雰囲気は一変、緊張が伝わってきました。
ホストファミリーの部活の関係で、しばらく待機時間が発生する留学生がいましたが、
これまで接点のなかった1年生女子3人がお話に来てくれました。
最初は話題探しに苦労してぎこちない雰囲気でしたが、次第に盛り上がってきました。
その中で、留学生から、
「将来はベトナムの大学を卒業して、日本の大学院に入って社会学を勉強したい」
「ベトナムには医学部は2つしかないけれど、頑張ってそこに入って医者になりたい」
といった夢を聞くことができました。
彼らは日本語は勿論、英語にもまだ慣れていない様子で、彼らもしばしば二人でベトナム語で英語の表現を
確認しながらのコミュニケーションとなりましたが、二人の目標ははっきりと伝わってきました。
話していた1年生3人は、ベトナムの学生の勉学意欲に大いなる刺激を受けたようです。
彼ら、彼女らの夢が実現されんことを心から願います。
もしこの交流プログラムが、ベトナム・日本双方の学生の将来に少しでもつながるものであるならば、
私は心から幸いに思います。
(嶋﨑)