体育祭 ~初めてのグリーンアリーナでの開催~

6月13日(火)、令和5年度体育祭が実施されました。

アフターコロナで久々に観客制限のない体育祭となりましたが、熱中症対策など諸々の事情があり、初めてグリーンアリーナでの開催となりました。

屋内での体育祭はなかなかイメージが湧かなかったのですが、体育科教員を中心に入念な計画を立て、当日を迎えました!

以下、1日の様子をお伝えします。(長い記事となりますがお付き合いください・・・)

 1.開会式

開会式の様子です。手前に保護者席、奥が生徒席です。
準備運動のため両手間隔をとると、フロアいっぱいにぴったり収まる広さでした。

2.クラス対抗リレー(予選)

クラス代表8名での真剣勝負。35クラス中、9クラスが決勝へと進みました。走りにくいのかと思いきや、意外と体育館でも走れるもんです。

3.ダッシュ1番(1学年)

地面にうつぶせの状態からスタートするのですが、服が汚れることもありません。

4.2人3脚(2学年)

ペアで息を合わせて駆け抜けていきます。

5.10人11脚(3学年)

10人で掛け声を合わせて進む姿、こけてしまっても諦めずゴールまで辿り着こうとする姿に胸を打たれました。

6.工大高No.1(全学年)

本校の名物種目、10kgの砂袋を誰が最後まで持ち上げ続けることができるか競います。会場が変わっても熱気は変わりません。
終盤には恒例の我慢比べ。スクワットの度に場内にはどよめきと歓声が響き渡りました。
上位3人にはメダルが送られます。我慢の末に手にした栄光は格別でしょう。

7.鉄人レース(全学年)

こちらも本校の名物競技。トラックを2周走り1分休憩、2周走り2分休憩、最後に3周走るサバイバルレースです。
そして最後の半周は10kgの砂袋を持って走ります。スピード・スタミナに加え、パワーが求められるまさに鉄人レースです。
こちらも上位3人は表彰があります。なんと今年は2年生が表彰台を独占。メダルはもちろん、勲章の汗が輝いています。

ここで午前中の種目が終わり、昼休憩に入りました。

昨年は応援団によるダンスを行いましたが、今年は吹奏楽部とダンス部のコラボ企画が実現しました!

リズミカルで力強いハーモニーと、キレのあるダンスで会場もノリノリになりました。
夏には野球応援で吹奏楽部とダンス部が活躍します。今日も会場中に元気を与えてくれました。

素敵なエンターテインメントで場内が盛り上がり、いよいよ午後の種目に突入です。

8.クラス対抗リレー(決勝)

午前中の予選を勝ち抜いたクラスによる頂上決戦です。

今年は1年生2クラス、2年生3クラス、3年生4クラスが決勝の切符を手にしました。

ハイレベルなレースなだけにバトンパスが勝敗に大きく影響します。
クラスメイトもスタンドから大声援を送ります。アリーナは声援が響くのもいいですね。

9.玉入れ(1学年女子)

おなじみの種目ですが、自分の色は1点・他の色は2点というルールのため、頭脳戦の要素もあります。
クラスの枠を超えて一致団結する姿が印象的でした。

10.綱取り合戦(1学年男子)

綱に先に触るスピードも大切ですが、集団で縄を引っ張る組織力も同様に大切です。

11.綱取り合戦(2学年女子)

1学年男子と同じ種目ですが、誰がどの綱を引っ張るのか、作戦会議を各チームで行っていました。
自然に発生する円陣。熱くなれるって素敵なことですね。

12.援軍綱引き(2学年男子)

メンバーの半分は通常の綱引き、残り半分は走って援軍に駆け付けます。援軍が来るまで凌ぐ、早く援軍に駆け付けるなどそれぞれ役割を果たします。
一目散に仲間の下へ。

13.押忍!大玉(3学年女子)

大玉を相手陣地へと押し込みます。両サイドから玉を強く押すと意図せずとも浮いてしまいますが、その玉をどう処理するかが見ものです。
空中戦が不利なら転がす作戦も。

14.騎馬戦(3学年男子)

一騎打ち、挟み打ちなど、至る所で熱戦が繰り広げられました。やはり3年生の種目は会場全体が盛り上がります。

15.色別リレー(全学年)

最終種目の色別リレーは1年生女子1名・男子2名、2年生女子1名・男子2名、3年生女子2名・男子4名の選抜メンバーで争われる三つ巴レースです。
勝ちたい、活躍したいという思い以上に、バトンミスができない、誰かに抜かれたくないというプレッシャーとの戦いです。走り終わってようやく気持ちが楽になります。
でもそんなプレッシャーを吹き飛ばすくらいに、スタンドからの大声援が後押ししてくれます。1人で走っているわけではありません。
バトンを繋いでくれたメンバー、いや400人を超える同じ色の仲間の思いを背負ってフィニッシュテープに飛び込みました。

16.閉会式

全競技を終えて、ついに閉会式です。今年は紅組が優勝を飾り、団長がカップを掲げたところで会場中は拍手に包まれました。

1日を終えて、これこそ体育祭だなと実感しました。一生懸命競技に打ち込む姿、そしてそれを必死になって応援する姿に心を動かされました。

また、この体育祭は教員だけでなく、各部活動に所属する多くの生徒のおかげで円滑に運営することができました。学校行事を通して成長する、そんな生徒がたくさんいることがとてもありがたいです。

初めてのグリーンアリーナ開催でご不便をおかけした点は、来年度以降改善していきたいと思います。来場して下さった保護者の皆様、ご声援、ありがとうございました。

(小篠)