広島到着・解散式

3週間に及ぶNZでの語学研修を終えて20名の短期留学生と引率の八百野先生が元気に広島に帰ってきました。広島駅新幹線口はお盆休み中ということもあり大勢の人でごった返していましたが、出迎えの保護者の方々も同様の熱気でわが子の帰りを今か今かと待ち構えていました。予定通りの時間に新幹線は広島駅に到着し、解散式をしてそれぞれの家庭に帰ってゆきました。

 

 

 

 

お話をうかがうとみなさんとても良い経験をされたようです。

ある男子はこのように言っていました。「とても楽しかった。ホストファミリーの人がとても親切で、僕は英単語をつなげることしかできなかったんだけど、ホストファミリーといろんなかかわりが持てたことが良かった。」つまり、自分の英語を何とか駆使して相手の気持ちを感じれるレベルの交流ができたということですね。別の男子もこう言っていました。「僕もすごく楽しかった。」

引率の先生にお話をうかがうと20名の大活躍の話が次から次へと出てきました。

これまでのブログの書き込みを読まれるとわかりますが、誰もが積極的に現地の人々と関わり、とにかく自分の英語を使って試してみようとチャレンジし続けてきた3週間であったようです。

研修スタートの時点でAmazing Grace というタスクが現地のケイコ先生から出されたようですが、今回の語学研修チームは積極的にタウランガの街の人々にインタビューをしてほぼすべてのタスクをこなしたとのことです。Amazing Graceの詳細については4日目のブログをご覧ください。NZの人々は本当に親切でいろんな心配りをしてくれます。保護者の世代で言えば、昭和30年代の日本人に近い感覚があるとも言われています。まさに、本校の生徒たちはタウランガの人々の中にAmazing Graceを見つけたことでしょう。そのAmazing Graceに守られて20名の生徒たちはNZでの生活を楽しみ、同時に精神的に大きく成長したようです。

タウランガ最後の日のホストファミリーとのお別れのときは、誰もが抱き合って涙のお別れであったようです。たったの3週間のホームステイではありましたが、ここまで心を通わせる交流ができたことはすばらしいことであったと思います。

英語を通して意思を伝えるだけでなく、気持ちを通わせることができたことは大きな収穫であったと思います。これこそ国際交流の醍醐味です。

国際交流を体験した生徒たちは、事後に大きく成長します。私たちはその事例を何件も見て来ています。異文化の中に入ってみて人々の本当の温かさを体験し、自分がいかに小さな存在で何もわかっていないかを思い知らされ、別の価値観に出会っていい意味でのカルチャーショックを受け、帰国後の目標を見つけるのです。今回の研修団がどのように成長してゆくかとても楽しみです。たかが3週間の研修で目に見えるような変化は見えないかもしれませんが、ここで生きる方向のベクトルが上方に傾きます。そして1か月、半年、1年とたってゆくとそれが大きな変化となってあらわれてくることでしょう。

本校の語学研修プログラムにご理解いただいてお子様を参加させていただいたご家庭に感謝申し上げます。

このような形の国際交流に参加できないと考えておられる、ご家庭には、本校にはホームステイ受け入れプログラムもいくつかございます。できるだけ積極的にご活用いただければと思います。

NZ語学研修プログラム参加のみなさん、灼熱の広島ではありますが、ゆっくり休んでください。